独自ドメイン|
DeployPages チーム
/2026-05-11/9 min read

静的サイトに独自ドメインを設定する前に確認すること

静的サイトを独自ドメインで公開する前に、DNS、wwwとルートドメイン、SSL証明書、HTTPS、プレビューリンク、以前のバージョンに戻す操作を確認する実務ガイド。

静的サイトは、プレビューURLから独自ドメインへ移したときに、はじめて「公開したサイト」として扱われやすくなります。

ただし、ここで作業を急ぐと、DNS、www、ルートドメイン、SSL証明書、HTTPSリダイレクト、古いURL、ブラウザキャッシュが同時に問題になります。難しい作業ではありませんが、順番を分けることが大切です。

DeployPagesで静的サイトに独自ドメインを設定する流れ

先にプレビュー、あとで独自ドメイン

独自ドメインをつなぐ前に、まずプレビューURLでサイトを確認します。

  • プレビューURLでは、アップロードしたファイルが正しく表示されるかを見る。
  • 独自ドメインでは、公開先として使える状態かを見る。

この2つを混ぜると、画像が出ない原因がファイル構成なのか、DNSなのか、SSL証明書なのか分かりにくくなります。フォルダをアップロードし、HTTPSのプレビューで確認し、問題が消えてから独自ドメインへ進むのが安全です。

DeployPagesでは、最初に公開リンクを作り、確認後に 独自ドメインHTTPS自動対応 へ進めます。

ルートドメインか、wwwか

独自ドメインの公開では、主に次の選択があります。

種類向いている用途
ルートドメインexample.com名刺、プロフィール、会社や個人の代表URL
www サブドメインwww.example.com一般的なWebサイト公開、DNS設定を分けたい場合
任意のサブドメインdocs.example.com, lp.example.comドキュメント、ランディングページ、キャンペーン、検証用

どれを選んでも、検索やユーザー体験で大事なのは「主URLを1つに決める」ことです。example.comwww.example.com の両方を別々のサイトとして開ける状態にすると、ユーザーにも検索エンジンにも同じ内容のURLが2つ見えます。

多くの静的サイトでは、次のどちらかにそろえます。

  • example.com を主URLにして、www.example.com はそこへ転送する。
  • www.example.com を主URLにして、example.com はそこへ転送する。

採用ポートフォリオ、オンライン履歴書、小さなランディングページなら、覚えやすい方を選んで構いません。既存サイトの置き換えなら、すでに使われているURLを優先します。

DNSレコードは、指定された値を正確に入れる

静的サイトの独自ドメイン設定でよく出てくるDNSレコードは次の通りです。

レコード役割よくある使い方
CNAMEサブドメインを別のホスト名へ向けるwww.example.com をホスティング先の指定値へ向ける
AドメインをIPv4アドレスへ向けるルートドメインでIPアドレス指定が必要な場合
AAAAドメインをIPv6アドレスへ向けるIPv6に対応する場合
ALIAS / ANAMEルートドメインをホスト名へ向けるDNS事業者が対応している場合
TXT所有確認用の文字列を置くドメイン所有確認、セキュリティ設定

覚える必要はありません。ホスティング側が出す値を、DNS管理画面へ正確に入れることが重要です。

変更後は、管理画面だけで判断しないでください。DNSは反映まで時間がかかります。DeployPagesの DNSチェックツール のような外部からの確認で、公開インターネット上に新しい値が見えているかを確認します。

SSL証明書とHTTPSは公開前チェックに入れる

日本のユーザーに送る公開リンクでは、HTTPSは前提です。独自ドメインで開いたときにブラウザ警告が出ると、ポートフォリオサイトでもランディングページでも信頼を落とします。

公開前に次を確認します。

  1. https:// で開ける。
  2. SSL証明書の対象に、実際に使うホスト名が含まれている。
  3. http:// で開いた場合もHTTPSへ移動する。
  4. 主URLではない www またはルートドメインが、主URLへ移動する。
  5. シークレットウィンドウや別端末でも警告が出ない。

DNS反映中は、SSL証明書の発行にも時間がかかることがあります。値が間違っていないなら、数分ごとに設定を変え続けるより、状態を確認して待つ方が早いことがあります。

証明書の外部確認には SSL証明書チェック が使えます。ブラウザのキャッシュだけで判断しないための確認です。

静的サイト公開の流れに組み込む

独自ドメインは単体の設定ではなく、公開フローの後半に置くと扱いやすくなります。

段階URL目的
初回アップロード一時的なプレビューURLファイル構成、画像、リンクを確認する
レビュー安定したプレビューURLクライアント、チーム、採用担当者へ共有する
公開独自ドメイン検索、広告、名刺、プロフィールに載せる
更新新しいデプロイ既存URLを保ったまま修正する
復元以前のバージョン失敗した公開から戻す

独自ドメインを付けたあとに怖いのは、「新しいアップロードで公開サイトが壊れる」ことです。静的サイトでも、公開中のURLには復元手段が必要です。

DeployPagesでは、手元の古いZIPを探すのではなく、公開単位で 以前のバージョンに戻す ことを想定しています。

よくある失敗

プレビューが壊れたままDNSを触る

プレビューURLで画像やCSSが壊れているなら、独自ドメインでも壊れます。先にファイル構成と相対パスを直します。

2つのURLを主URLにしてしまう

example.comwww.example.com のどちらを主にするか決めます。もう一方は転送先にします。

古いURLを確認しない

既存サイトを置き換える場合、検索結果、SNS、資料、名刺に残っているURLがあります。重要なページは事前に確認します。

DNS管理画面だけで反映済みだと思う

管理画面の保存完了と、世界中から見えるDNS反映は別です。外部ツールで確認します。

titleやOG画像が仮のまま

独自ドメインで共有するなら、title、description、favicon、OG画像は最低限整えます。メタ情報ジェネレーターOG画像ツール は公開前の確認に使えます。

独自ドメインを付けるべき場面

独自ドメインが必要なのは、リンクに信頼や継続性が必要なときです。

  • 会社、個人、商品、イベント、クライアントを代表するサイト。
  • 履歴書、ポートフォリオ、プロフィールに長く載せるURL。
  • 広告、QRコード、印刷物、メール署名から送るリンク。
  • 検索流入を見込むランディングページ。
  • プレビューURLだけでは相手に不安を与える場面。

短い確認用、翌日には消す案、社内だけの試作なら、独自ドメインなしでも十分です。

静的サイト公開は、最初のリンクは速く、独自ドメイン公開は慎重に進めるのが実務的です。

参考

#静的サイト 独自ドメイン#SSL証明書#HTTPS自動対応#Webサイト 公開

静的サイトを公開する

ファイルやフォルダをアップロードして、HTTPSの公開リンク、独自ドメイン、SSL証明書まで確認できます。

公開リンクを作成